知って損はしない、「シロアリ駆除」のこと

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安全な駆除方法

食べさせて駆除

シロアリ駆除の一つに、ベイト工法があります。
ベイト工法は、その他シロアリ駆除として知られている方法とは少し特徴が異なります。
木部処理や土壌処理の場合ですと、木や土に薬剤を散布してシロアリを駆除する…という方法になります。ですが、こちらのベイト方法はシロアリに薬剤のエサを「食べさせて駆除する」方法なのです。
シロアリは常に集団で生活をしており、薬剤のエサを食べたシロアリを通して他のシロアリも駆除できます。最終的には巣に潜んでいる全てのシロアリを根絶させられますので、イエシロアリなど非常に多くの集団で生活をしているシロアリ駆除としても有効的です。

安全な駆除と呼ばれる理由

ベイト工法が誕生したのは1985年頃であり、既存のシロアリ駆除方法とは違って使用する薬剤をずいぶん減らすことができました。
それは現在でも同じであり、少ない薬剤によってシロアリを確実に駆除する方法として知られています。
また、使用される薬剤はステーションと呼ばれる器具の中に入れ、地中に埋め込まれます。その為、普段の生活の中では人やペットが薬剤に触れることも全くありません。
こういった特徴をふまえて、ベイト工法はシロアリ駆除の中でも「安全」な駆除方法であると知られています。

地中に埋め込まれるステーション

ベイト工法は、薬剤のエサが仕掛けられたステーションを地面に埋め込むのが基本です。
ですが、初めから薬剤がステーションに仕掛けられるのではありません。まず最初にステーションにはエサとなる木材を仕掛け、それにシロアリからの食害が見られた場合薬剤が仕掛けられるのです。
このように住まい周辺にエサとなる木材が仕掛けられたステーションをいったん埋め込み、シロアリが存在しているのを確認できた個所に薬剤を仕掛けていきます。
ステーションは住まいの周辺だけでなく、必要であるならば床下の土の中にも埋め込みます。
また、土だけでなく固いコンクリートにも埋め込められるステーションもあります。
安全性も高く、シロアリを根絶させる効果のあるベイト工法ですが、全てのシロアリ駆除がこれによってできるとは限りません。
中にはベイト工法によるシロアリ駆除の効果が期待できない場合や、住まいのつくりや被害状況によっては不向きである場合もあります。
例えば、木材内部に潜みそこで食害を引き起こしているタイプのシロアリにとっては即効性がなく、返って被害を進行させてしまう恐れもあります。
その逆に、薬剤を木材や土壌にいくら散布しても、巣からどんどんシロアリがやってきて被害を引き起こす場合があります。その時はやはり、ベイト工法による駆除が効果的となります。
このようなことからも、シロアリを根絶させる効果があるベイト工法はもちろん、その他の木部処理や土壌処理はシロアリの被害や様々な状況に合わせて行われている駆除方法と言えます。